WORKS
広島県福山市三吉町南1-7-20
業種/
事務所・テナント
工種/
新築
構造/木造
規模/平屋
床面積/109.66㎡(33.17坪)
2025年7月オープン。
『エムゴ』のはじまり
隣の土地が売りに出た——不動産屋からのその一本の電話が、すべての始まりだった。
かつては穏やかな老夫婦が暮らし、旦那様が旅立った後は奥様が大切に守ってきた、
陽当たりの良い広々としたお屋敷。
娘さんとの同居を機に手放されることになったその場所へ、真っ先に思い浮かべた顔があった。
数年来、事務所の建設地を探していた知り合いのオーナーだ。
声をかけると、返事はまさかの即決。「買います」。
熾烈なライバルたちを押しのけ、土地のバトンは無事に彼へと渡された。
当初描いた二階建ての構想は、建築コストとの兼ね合いから、
半分をオーナーの事務所、残り半分を貸店舗とする平屋の計画へと姿を変えた。
そして着工の日、完成予想パースとともに募集をかけると、まるで引き寄せられるかのように
人気のピラティススタジオ「hui」さんの入居が決定する。
形もないうちからの良縁は、私にとっても最高の幸運だった。
「できる限り、彼女らの理想を叶えてあげたい」
オーナーの温かな配慮のもと、私たちは内装も含めた空間づくりを二人三脚で進めていった。
街並みにすっと溶け込みながらも、どこか凛とした佇まいを見せる和のテイスト。
奇抜さに頼らず、時が経っても決して色褪せないそのデザインとともに、
街の新たな風景が静かに産声を上げた。
正面から見た外観。艷やかなガラス面とダブル構成の化粧垂木が印象的なつくりとしました。
街とつながる、静かな佇まいとなるよう外観をデザイン。
ガラスと木の組み合わせで、やさしくもシャープな印象に仕上げました。
街の景色の一部となる、静かで開かれた外観。
(オフィス)業務に集中できる静けさと、心地よい自然光。
(テナント)空間の第一印象を決める入口まわりのディテールにこだわりました
(テナント)ピラティススタジオが入居。オーナー様の想いを丁寧に汲み取り、空間に落とし込みました。
(テナント)一部梁を見せた勾配天井で仕上げ。ミニマルな空間の中に機能性と開放感を両立しています。
(テナント)スタジオの一面は大きなミラーで仕上げ。自分と向き合える時間を過ごせるような空間に仕上げています。
(テナント)アンティークゴールドの質感でまとめた手洗いスペース。機能性と美しさを両立したパーツで構成しています。
