私たちは「店舗」と「住宅」については少し別の考え方を持っています。
「住宅」に関しては、「メディアライクな家」や「奇をてらう家」は目指していません。私たちの考え方は、極論でいうと「住宅」はアノニマスなデザインでいいのではないかと考えます。
たとえば形の変わった「おもしろいイス」はたくさんあります。しかし座り心地が悪ければ座らなくなるし、飽きてしまいます。イスならインテリアにも使えますが、それが「家」ならそうはいきません。
「いいデザイン」=「変わった家」?「家」は肩肘張らずシンプルに考え、当たり前のことですが、60歳になっても少し手を加えれば住み続けられる普遍的な要素を大切に考えます。
「プライバシーが確保できる家」「心が気持ちよく、少しだけ自慢したくなる家」「住み心地のいい家」を目指し、いつも自問自答しながら「いいデザインが人や家族、社会を変えていく」と私たちは信じて活動しています。